去年の今ごろは何してたんだろう…
今年、ほんとにいろいろありすぎて、一年前のことがはるか遠い昔のように感じるなぁ〜と思いながら、過去のブログをさかのぼってみると! そうだ、去年の12月のゴミコロはゴミブルーたちが明石の海辺にゴミコロリにやってきてくれたんだった!
それにしても、赤裸々なレポートを読んで、あの時のことがくっきりと脳裏に浮かんできた。
ああああ、あの、ゴミの星からやってきたゴミブルーたちとの時間、なんとたのしかったことか。
あの時のわたしたちは、2020年がこんな風に過ぎていくなんて、これっぽっちも思わず、無邪気にあそびころげていた。
そんなことを懐かしく思いだしてみたけど、今年も何やかんや、めっちゃたのしかったなぁって、一昨日くらいに呟いていた自分をおもいだす…
さて、話しを戻して、12月のゴミコロリ…
朝からるんるん、ちょーご機嫌に姿をあらわしたのぶくん、何度言っても指定の時間の15分前うちにやってくる。
最近ののぶくんといえば、会う人会う人その人好みのネタを仕込んでは笑わせてくれるようになっていて、わたしには定番のアベノマスク…車乗ったと同時に、 「あ、あ、あ、アベノマスク!」が挨拶だと思っている風なのがおかしくて、つい笑ってしまう。
この日もいつものように、10分くらい待たせて車に行くと、持っていく道具類一式がトランクの下に置いてあるではないか!
「のぶくん、運んどいてくれたん?」
うんうん、とのぶくん頭を上下にふっている。
なんということかしら!のぶくんったら! 感動して泣きそうになる。
いつからかはよくわからないけど、のぶくん、ひとに喜んでもらえることを喜べるようになっている感じがあって、最近は自分の畑で採れたお野菜をイベントで使ってと届けてくれたり、いろんな面白いお土産を持ってきてくれたり…
みんなすこしづつかわっていくんだなぁ〜などと、感慨にふけりながら、一路林崎の海岸へGO! 駐車場に車を停めて、外に出ると、みわたすかぎり空も海も真っ青でお日さまのひかりが暖かい。
今日のメンバーは、高橋家からひなちゃんとよー様、そしてしんちゃんにのぶくん、山口さん家がパパもいっしょに家族で来てくれて、近藤家からはパパ&ママ、そしてさえちゃんとさおりちゃん親子とわたし。
今回も参加者少なめではあるけど、お天気いいし、いいことありそう! などと、超単純なわたしが楽天的ににやにやしている間にみんなはそれぞれ装備を整えて散り散り、思い思いの場所に散らばって行ってしまった。
いつものように遠くを見ていたら、ふと近くに気配を感じ視線を近くに戻してみると…
はっ!しんちゃん! ゴミ袋もって、わたしのまわりをうろうろしながら、存在をめっちゃアピってきてる。
となりでコロってるひろちゃんになんかぶつぶつ言って、向こうに行っちゃわさない作戦か…巻き添いくってるし…
どれどれ、まずはしんちゃんと一緒にコロってみようか。
「しんちゃーん、また石、コロったらあかんで〜」←これ、わたし的にはゴミコロ時のしんちゃんへの挨拶
「なに言うんや…ちゃんとしとんねんで…」としんちゃん。
確かに… にやにやしながら、ひろちゃんの横でタバコの吸い殻をちまちま拾ってる。
なんかね、あやしいんよね、しんちゃんね。
ひろちゃんを確保してるし、今日のしんちゃんは安定の(ゴミ)コロリっぷりなので、突堤で活動中のみなさんの様子を見に言ってみよう。
浜辺をコロりながら、突堤にたどり着くと、目をらんらんとさせながらよー様がロープを運んでは集めている。
「今日の目玉はロープやで!」 そしていつものように、忙しそうにあっちいったりこっちいったり。
あっちでしゃがみこんでは、うんうん言って、挟まってるロープを引っ張り出しては収穫物を見せにきて、こちらが確認&コメントすると満足気な表情でつぎのロープを物色にいく。
ひなちゃんが岩に手を入れてつかみ上げたお宝を岩に置くと、よー様がビニール袋に回収する。
普段はあまりないコンビだけど、さすがに姉弟だけあって息はぴったり!
しばらくすると、ひなちゃんが黒くて大きなダクトを持って、威風堂々近づいてきた。
「おおおー!すごいねぇー!」 さっき姉弟ふたりで協力して取り組んでいた賜物がこれだったのか!
感心していると、向こうからよー様が呼ぶので近づいていくと、 「ねーねー、ぼく足も使えるねんで」と特殊部隊の特別仕様についての解説が始まった。
「ほら、これ、中のやつとるのにトングやと届かへんやん…」
「そんな時は靴下脱いでな、そんでな、こうやんねん」 と、岩の中に両足を入れ、足の親指とくすり指で挟んで(あれに身を挟まれたら痛いやろなぁ…と妄想するわたし…)けっこうな力もいると思うけど、上手にいろいろ引き上げてくるではないか!
小さくてもインパクトあるやっちゃで、ほんま、よー様。
よー様にすばらしい技を披露されている向こう側で、今度はひなちゃんの 「またミルクコーヒーやで!」 と言う叫び声が。
行ってみると、こっちから、あっちから、次々とチチヤスのミルクコーヒーの空き缶が引き揚げられてくる。
「あ、これはミルクティーや!」 でもチチヤスだから同じデザイン。
「どっかに自販機あるんやで…タチ悪いなぁ」 海に空き缶ポイ捨てする神経が分からん。
拾っても拾っても終わらないほどの空き缶が出てくる。
途方に暮れていると、さえちゃんがトコトコ… こっちに向かってやってきた。
裸足の2歳児、専用の小さなトングを片手に岩場を縦横無尽。 ほんま先が楽しみやわ。
袋に入りきらないほどの空き缶が次々と発掘され、わたしたちのゴミコロ本能がメラメラ… 底なしの欲求があふれ出し、蒼く澄みわたる空へととぐろを巻いて昇っていくのを感じた。
その時、ほかのメンバーがわたしたちがあんまりにもたのしくて戻って来ないことを嗅ぎつけてやってきた!ではないか。
そんなわけで、みんなでそこらじゅうに散乱した収穫物をビニール袋に拾い集め、この日のゴミコロは終了。
ふと突堤の先に目をやると、いい感じの恋人風の… あ!ありさちゃん&パパやん。
海はええなぁ〜 突堤を歩きながら、ひなちゃんに 「今日は参加者少なかったのに、えらいゴミ集まったなぁー」と言うと
「あんな、この間教科書にこんなん書いててんけどな… 徳川家康が子どもの頃にな、河原での石投げ合戦したときな、大人数のグループと少人数のグループ、どっちが勝つかって話しになって、家康ひとりだけが少人数の方が勝つって言うてんて。 その訳を聞いたら、ひとりひとりが必死になってがんばるから!」と。
「今日のゴミコロリはまさにそれやろ?」
「!」わたし的には、家康もすごいけど、それを絶妙なタイミングで話してくれるひなちゃんの方がすごいと思った瞬間でした…
そして始まりの場所にようやくたどり着いたと思ったら、ふてくされ顔のしんちゃんが。
「しんちゃん、どうしたん?」
「しんちゃんな、あいちゃんに叱られたくてな…せっせこ石をコロっててん」 と、ひろちゃん。
「」 しんちゃん、やっぱり最後には持っていくよね。
2020年最後のゴミコロリ、やっぱりあと引くたのしさでした。