2020年4月のゴミコロリ
江井ヶ島海岸がミラクルに美しくなってしまったので、今年はどこか違う場所を攻めようと言うことになり、ゴミコロリを始めるきっかけをくれたゴミだらけの小さな砂浜、今回は魚住海岸をクリーニングすることに。
と言うのも、九州から明石に帰ってきたころのわたしの日常はのーんびりしていて、気分転換と称しては自転車で乗りつけて、住吉神社と目の前にあるこの魚住海岸をぶらりぶらり。
太陽と潮風をたっぷり受けて気分よくなるはずが、生々しいゴミがいたるところに落ちていて、拾った(ゴミの)袋にゴミをいっぱいいっぱい詰め込んで、持てるだけもって公園のゴミ箱に捨てて帰るってパターンが繰り返されるようになっていた。
そんなことから、今回は念願かなって魚住海岸でのゴミコロリを実施する運びとなりました。
ゴミコロリの日はいつも爽快な青空。
ゴミ拾いなのにこのわくわく感に我ながら驚いてしまうが、いつもそう。
10時に住吉神社に集合する予定で家を出発したが、真ん中まで来たところあたりで、たーちんからメッセージが入り「キョウカ、ゴミコロリ参加しまーす」と。
しかしながら、ジモッティでないたーちんに住吉さんを説明するのは難しいし、わたしがゴミコログッズ全てを運んでるしで、右往左往するが、とりあえず住所を送って、わたしは住吉神社へ。
駐車場には思いのほかたくさんの車が駐車されてる?と、思ったものの、ほぼほぼゴミコロ参加者の車という…回を追うごとに参加者が増えているという実感を覚える今日この頃。
が、はて?高橋家は?
さっき携帯がなる前に前を走っているのは高橋家…と確認していたけど、車も子どもたちの姿も見えない。
とりあえず、先着組に道具類を託し、たーちんの到着を待つことしばし。
たーちんからの電話が鳴ったと思ったら、キョウカちゃん。
「なんかどっかの民家がいっぱいある道に入ったけど…あ、ここ住吉神社!」
「駐車場のとこ入って〜!」と伝えると速やかに2人を乗せた車がやって来た。
さて、浜に移動。
ふたり連れ立って、海に向かうが、なぜか一番乗り…笑
あれれ?と、振り返ってみると、Gメン調にみんなが歩いて来るではないか。
『ゴミコロGメーン!』
案の定、高橋家は浜近くに駐車したようで、みんなと途中で合流したらしい。
新しいゴミコロポイントでの活動にみんなわくわくしながら、それぞれトングやビニール袋を持って活動開始。
と、10分も経たないうちにみるみるいっぱいになったゴミ袋が集合場所に集まってきた!
やはり、ここ、やばい場所…
子どもゴミコロラーたちはテトラポットの上をスイスイ移動し、隙間に頭を突っ込んで、グループになって活動しているが、その顔と言ったら…みんな見たことがないぐらい目がらんらん。
なかでも、ヒナ、ココ、アオ+キョウカちゃんグループがあっちこっち動き回ってどんどんごみを回収しているさまと言ったら、さながら大漁船に乗った漁師。
途中、ゴミ袋がいっぱいになったタイミングでわたしの袋に近づいてきたヒナちゃんに
「今日、すごいね!」と言うと
「新入りの隊員の活躍がすごいねん!一番小さいねんけどなー」と。
「隊員って…笑!」
「そやで、ゴミコロ部隊!」
ほほう、そんなことになっていたんだ。
と、そんなやりとりをして、ヒナちゃんが部隊の方に走り去って行ったのを見送りながら、ふと横を見ると、今日もマイペースに活動中のしんちゃんが横にいた。
なんと、いつの間にか新兵器を手に、テトラとテトラの隙間の遠いところのゴミを狙って、にやにや。
丈の長いトング…
「そんなん持ってきたん?」
と、横から近藤パパが
「ホームセンターで安かったから…」
ゴミコロ活動の影響たるや、参加者個人個人がマイツールに手を出したりし始めている実態が浮き彫りになった瞬間。
そんなことを考えつつ、しんちゃんのトングの先に目をやってみるが、やっぱりね、長いけどね、長い分、難しいよね…つかむの。
それでもしんちゃんごきげんにニコニコしているからまあいいや。
と、今度はのぶくんの動きに注目してみると、なんと、テトラポットの一番上、それも一番向こう側にて楽しそうにゴミコロっているではないか。
あんなところ、歩けるんだと感心していたら、収穫物をどうするべきかでキョロキョロしている様子だったのでひまちゃんに「のぶくんのゴミうけとったってー」と伝えると、ひまちゃんもすいすい移動してのぶくんの横に。
ほんとみんないいチームワーク。
さて、今回は豊富なゴミ量だし、せっかくだからゴミラ資材も…とわたしはちまちまワークを始めた。
まるちゃんと一緒にちまちましながら、今手がけている山手小の全小学生に渡す『みんな食堂』のフライヤーの相談を持ちかけ、「子どもカード好きやん、だからカードサイズのもの作ったらお守り代わりに持っててくれそうやん」とかって、ふたりで盛り上がっているところに
「おとーさーん!おとーさーん!」
と父ちゃんを探しながらやって来たのはさとる。
「どうしたん?」
「あんなこれ拾ろてん、おとうさんに見せようと思って」
と、見せてくれたのが銀色のカードの小さなカケラ…笑
「それ何のカード?」
「ドラゴンボールのカード」
と、嬉しそうに説明してくれる。やっぱり、子どもはカードがお好き。
ヨーさまはいつものように収穫した大ものの報告も抜かりなく。
緑ヶ丘ガールズもちょいちょい何だかんだ話にきたりして、心地よく時間は過ぎて、そんなこんなのうちに1時間の活動時間は終了に近づくが、子どもコロラーはまだまだテトラポットのあちらこちらで頭を出したり、引っ込めたり。
堤防の上に立って見ているのも結構楽しい。
が、ここらで本当に終了。
今回のゴミコロ量はものすごいことになっていて、袋にして20袋は余裕で超えている感じ。
いつもは言葉少なめのココちゃんまで目をきらきらさせて「今日はめっちゃ楽しい!」て、弾ける笑顔を浮かべるのも納得の結果だった。
みんなにテトラポットの上に立ってもらって、ちょっとアートな記念撮影をしたら、公園に移動してお茶の時間。
手を洗ってうがいして。
やこちゃんバーバのお友だちのせいちゃんが送ってくれた素朴なお菓子をみんなで食べたら、子どもたちはみんなでわーって走って行っちゃった!みんなおうち時間が長いもんね…
その間にまほろばさんが届けてくれた菓子パンをわけわけして、おとなもいっぷくしていると最近とみに仲良しな、のぶくんとしんちゃんが何やら肩を組んで嬉しそうにしている。
「ちょっと、ふたり距離近いで!笑」
と言いいながら、かわいいので写真を撮ったりして。
だいたいさ、のぶくん、なんでひとりだけ”アベノマスク”してんの?
とか、なんとか、今回も笑いいっぱいのうちにゴミコロが終了したのでした。